コールというのは、ご存じのように金融機関相互間の、ごく短期間の資金の貸し借りをいい、コールの現実の借り手は都銀。貸し手には地銀、信用金庫、信用農協連、農林中金(農協預金の元締め)、保険会社などがある。農民が手にした土地代金の相当部分は農協、地銀などに預けられ、この預金を農協/農林中金あるいは地銀が農民や地元の取引先に貸付けないで、コールのかたちで都銀に貸付ける。なぜそうなるのか。日銀の貸出しを背景にして、都銀や長銀は自分の系列につながる巨大企業に融資を行なっている。
[参考サイト]
> 稲田堤の賃貸
> 仙台市若林区の一戸建て
> 桃山台の賃貸
> 井土ヶ谷の賃貸
> 大阪市東淀川区の一戸建て
このパイプで流される資金は、巨大企業から巨大企業の取引先企業へ流れ、さらに下請の中小企業に流れていく。そこからさらに零細な小企業や労働者、農民へと流れ、そこで家計をかたちづくる。家計がかかわり合う金融機関は、地方であればあるほど地銀、相銀、農協、信用金庫といったところになる。これらの雑金融機関には当然、土地代金という名の預金がふえる。大口の、優良融資先は都銀、長銀に独占されているので、優良貸出し先のない雑金融機関の手元には余裕金がたまる一方となる。雑金融機関には大量の余剰資金が出る。