日曜大工を趣味とする人の部屋

2011.12.09

最近とくに多くなったのは日曜大工を趣味とする人の「男の部屋」である。これは室内が汚れることが避けられないし、騒音も発生するので、地下室に置くのが理想的である。こういう趣味の人は、空間さえつくれば、後は自分の腕で好みのままに室内をととのえるので、設計する方は気楽である。ぼくの弟はこの手の人間で、倉庫に予定していた地下室を一年がかりで、自分好みの作業室につくり上げてしまった。同じように作業室的なものとしては、油絵や彫刻や陶器づくりの趣味を持つ人のためのアトリエがある。

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これも、こうした仕事を本来の職業とする芸術家のアトリエとは区別して考えたい。本格的なアトリエは安定した北からの採光が良いとされているが、趣味の範囲で言うならば、そういう難しい条件よりも、大切なのは、自分の気の向くままに散らかしておいても女房から文句を言われない空間を確保することにつきると言えよう。