個人を犠牲にして国を救うつもりなのか

2011.10.28

金利上昇で破滅するのは住宅ローンを組んでいる個人ばかりではない。大量に発行された国債の暴落、不良債権の急増、金融不安の再燃は確実だ。もちろん本当に実体経済そのものが良くなって物価が上昇してくるなら、給料も上がるだろうし、企業の業績もアップするだろうし、金利上昇に個人も企業も自然にたえていけるだろう。だが、人為的に、金融の世界でインフレを起こして金利上昇をはかるなどという無理なことをやったら、とんでもない悲劇を引起こす。

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どうして、そんなこともわからないのだろうか。これは個人を犠牲にして国を救う政策なんだというのなら話はわかる。しかし、それをやるなら、消費税を一〇%に値上げする方がよほど正義にかなう。いずれにしても、インフレ・ターゲットのような奇策で日本人を不幸にすることはあっても、幸福には絶対にしてくれない。それだけは理解してほしい。